自動車のガラスコーティングについて

自動車のコーティングは、カーワックスが主流でしたが、1980年代にポリマー系が登場し、1990年代後半にはガラス系コーティングが出て、その後、次世代のコーティング方法としてガラスコーティングが誕生し、現在、最も高いグレードのコーティング方法です。ガラスコーティングは、シラン系とシラザン系に分類され、シラン系には多くの種類があり、主に艶出しが欲しい場合に適していて、シラザン系は、コーティング膜の硬さに強みがあり自然な艶出しが出来るといった特徴があります。ガラスコーティングのメリットは、硬い皮膜を形成するので軽度の傷付き防止効果があり、ガラス特有の透明感のある艶や光沢が出て、ガラス皮膜は酸化しないのでコーティング効果が1年以上継続します。また、雨や埃などの汚れは、軽い水洗いをするだけで簡単に落ち、日常の自動車の手入れが楽になります。

ガラスコーティングのデメリットは、専門業者やディーラーに依頼する場合は施工費用が高額で、ガラス被膜が完全硬化するのに時間が必要になるので、1週間から10日程度預けなければならず、代車が用意できない場合は不便になります。ガラスコーティングは自分でも施工できますが、硬化までの時間、雨や埃から自動車を守るために密閉したガレージに保管する必要があり、不器用な人や施工するのが面倒な人には不向きですが、価格は数千円程度で抑えられるので、場所や時間があればメリットは大きくなります。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です